引きこもりの兄を持つ大学生が、心の仕組みを学び向き合い、兄と昔のような関係性を取り戻せたストーリー

 

大学生活の残り半年、BeComeとの出逢いを通して一番に大切にしたい想いに気付き、

家族との距離を縮めることが出来ました。

 

【当時の自分】

当時は、広島大学の夜間コースに通いながら、バイトや学生団体で就活支援をしたり、毎日を充実させようと無理して頑張っていました。

というのも、兄が引きこもりをしていて家族関係に溝があったので、せめて自分が頑張ることで親を安心させたかったんです。

<高校時代〜>
僕が高校に入った頃に兄が受験の失敗を繰り返し、それが原因で兄と父が殴り合いの喧嘩をして、母がそれを見て泣いているという日々が続くようになりました。

昔は家族とても仲良かったのに、兄のせいでどんどん家庭が壊れていく。
自分の一番近い大切な関係性が崩れていくことがとても辛かったです。

この環境から逃げ出したくて、実家の岡山を出て広島の大学に行きました。

<就活時期 母の辛さ>
大学進学後は、バイト漬けの日々で家族のことを忘れて無関心のような状態でしたが
就活の時期になり自分と向き合う機会がありました。

就活で受けた研修の中で、親に感謝をしよう。
自分をどんな想いで育てたのかを聞いてみると良いと学び

久々に母に連絡してみました。

幼い頃から人に優しくしなさいと言われて育ちましたが、僕の名前にも人を助けるという意味を込めていること。
あなたが優しくしていたら、周りも優しくしてくれる。助けていたら、何かあった時に助けてもらえる。だからそう育てていたんだよ。と聞かされ

全部自分のためだったと知り、有り難くて思いきり泣きました。

その時に、初めて親に改めて感謝を伝えましたが

「私はダメな親。子育てに自信がないのよ」と言って。
悲しそうな母の気持ちを感じて大きなショックを受けました。
きっと兄のことをすごく気にしているんだなって思って。
のちに聞いた話だと、母に、あんたの教育が悪いから子供が引きこもるんだと親戚に言われたこともあるそうです。

自分の人生の中で一番インパクトがあった日となりました。

その言葉がずっと忘れられなくて。
だから、自分は何があっても負けないよう、自分だけは強く生きなくてはという変な使命感になり、そこからよくわからないまま無理して動き回りました。

【株式会社BeComeとの出逢い】

夏に開かれた100人規模のサマーキャンプに参加した時、友人に関社長を紹介してもらいました。

関社長の友人がそのイベントの主催側でBeComeはスポンサー企業だったようで、関社長がゲストとしてそのイベントに来ていました。

何がやりたい人なのか聞かれ、残り半年の学生生活で色々とやり遂げたい。
まだ考え中だけど、学生の成長を支援する団体を立ち上げたいと語りました。

あまり深く話せずにキャンプが終了した夜の打ち上げで
深く聞けなかったからもっと聞かせてよと言ってくれて、たくさん語りました。

結構そういう話をみんなにすると、
いいね!すごい!とか言ってもらえるんですが

その夢語っている感じ、なんか全然ピンと来ない。
無理してなんかやろうとしている感じというか、カラ元気な感じ?
何か本当は気になっていることから逃げている感じする。と言われて

自分では全くそんな気がしていなかったので、えー!って感じでした笑

無意識だったんですが、家族のキーワードを出した時に表情が曇ったらしくて。
家族でなんかある気がするけど、なんかあるかと聞かれて。
当時ポジティブに捉え前向きにいることが大事だと意識していたので、見ないふりしていたんですが
家族のことを聞いてもらったら、自分でもびっくりするぐらい泣いてしまって。

自分のそういう弱さを人に見せたのも、家族のことを話したのも初めての経験でした。
本当は誰かに聞いて欲しかったのかもしれません。

「違和感の謎解けた。そんなに涙が出るほど家族に感情が動くわけだから、残り半年の学生生活で何か成し遂げたい気持ちはダミーの想いで、
本当は家族と向き合いたいんじゃないのか」と指摘されて。

家族のこと本当は大好きだからまた昔みたいな関係に戻りたかった。
心の奥底にある本当の自分の想いに気付かせてもらいました。

その日に、残りの大学生活は、家族と向き合う時間をメインにしながら、BeComeの営業の部署で心の在り方やコミュニケーションを学ぶと決め一緒に働き始めました。

【株式会社BeComeで学んだこと】

ビジネスマナーとか、社会人の常識、自分の強み弱み、人によって嬉しい関わり方が違うこと、その見極め方とか、本当にたくさんありますが、特に印象深い話でいうと

<弱さを見せていいこと、ネガティブをちゃんと見ること>
すごく記憶に残っている関社長の例え話があります。

一緒にラーメンを食べていた時なんですが

「今この瞬間にウンチが横にあったとして、このラーメンは美味いか?
たとえそのウンチに蓋をしたとしても、臭ってくる。
美味しくラーメンを食べるためには、その時はちゃんと蓋を取って、向き合って、ちゃんと全部流して、食べないと不味いよね。

今、そんな状態だよ。
美味しい美味しい言い聞かせてるけど、プーンと臭ってくる。
気付いているけど、怖くて向き合っていない。今の状態は、エセポジティブだ。」って。

この話が分かりやすいしとても好きで笑
たしかに、僕はずっと蓋をしてラーメンを食べていました。

もし、ネガティブなことがあったら蓋をするのではなく、ちゃんと向き合って、感じきって、それを吐き出して綺麗にする。
それからじゃないと、本当の意味でのポジティブになれない。
ネガティブにちゃんと向き合って解消すれば、勝手にポジティブになれると教えてもらいました。

<人間関係のポジティブとネガティブの力学>
定期的に実家に帰り始めた時に、家族関係を修復するためのアドバイスや戦略、対策を一緒に考えてもらいました。

最初、兄との向き合いが全然うまくいかず、疎遠だった兄にいきなり話しかけて、自分が頑張っている話や、感謝を伝え、兄はいきなり何だってキレたり、不審がられました。

最初は、僕が強くあること、前向きでいること、感謝で溢れていることで、兄や家族を前向きにさせようとしていました。

でも、それは逆効果で、頑張って兄に背中を見せようとポジティブに振り切れるほどに、お兄さんはネガティブに振り切れて心を閉ざしていくよ。
だから、ガンガン高いテンションでいかないこと。
兄貴を頼ってあげたり、弱さをさらけ出せたら、心が近くなるよと教えてもらいました。

そして、家庭環境から汲み取る、兄の心の中に起きている葛藤の推測も聞かせてもらい、目から鱗でかなり納得しました。

<弱さをさらけ出す>
その後は、最近どうだと兄から話しかけてくるようになりました。

頑張ってはいるけどしんどいよ。などの等身大の自分の弱さを見せると
兄はより話しかけてくれるようになりました。

話は聞いてくれるけど、兄の本音は見えない。
そこで次は、良い関係性が出来てきたから、本音で対話してみなとアドバイスをもらいました。

<本音の大切さ。強さではなく、弱さで心が繋がるということ>
兄に、最近はちょっと話しているけれど、ここ4、5年は、本音で話し合ってない。だからちゃんと話したい。と電話をしました。

兄は最初不審がっていましたが

・家族が仲悪くなって寂しかったこと、辛かったこと
・兄を嫌いな時期もあったけど今は嫌いじゃないということ
・昔は兄貴っ子でなんでも出来る兄がカッコよくて憧れで大好きだったこと
・今も本当は大切に思っていること

これを伝えると、兄も伝えてくれてありがとうという言葉と共に本音を聞かせてくれました。

・オレはずっと1人で孤独で辛くて寂しかった
・親父との喧嘩での発言は寂しかった。オレの存在意義を感じられなくなった
・良い子でいること、期待に答え続けることに疲れて折れてしまった
(兄は優秀で親や周りから重すぎる期待を背負って育ちました)
・オレだってオレなりに人生をちゃんと考えている

兄の痛みを聞いていて自分も辛くて、でも弱さや本音を出し合えて、兄との距離がすごく近いものに感じられました。
色んな立場から、それぞれの家族の関係性が見えてきて、誰が悪いってことはないってわかりました。

<兄からもらえた、オレを頼って欲しいという言葉>
電話の最後に、不安なことや困っていることはないかと聞いてきて
社会人になるから頑張らないとだけど、不安でいっぱいだと話すと

「社会人になれば今まで以上の壁もあるだろうし、挫折もあるだろうし、色々あると思う。
けど、そんな時はオレを思い出してほしい。
オレはずっと孤独で不安だったし、死のうかって思ったこともあるけど、オレは今でも生きているし、オレはまだ生きようってコレでも頑張れている。だから、お前も負けんな。
何かあったら相談してほしい」って。

結局、兄を救おう思っていたのに自分が救われました。

兄はやっぱり偉大で、格好いいなって思えて。
ずっと憧れていた、昔から大好きだったカッコいい兄がそこにはいて。
でも、今度は兄の強さだけでなく、兄の弱さも知れた。

お互い頑張ろうなって、電話が終わりました。

ずっと僕の中の、見て見ぬ振りしていたウンチが綺麗に流れた気がしました。

【今の自分】

今の自分は大学もBeComeも卒業して、コンサル会社に就職し営業をしています。
元々感覚タイプ過ぎたので、社会人として論理的思考が出来るように晴れた心で頑張っています。
苦戦していますが笑

早く力を付けて、BeComeを応援したり、今後も色々と関われるようになっていきたいと思っています。

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